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- 03 : 東野圭吾『レイクサイド』(2002)
- 04 : 戸梶圭太『アウトリミット』(2002)
2002.4.3 (Wed)
▽東野圭吾『レイクサイド』(2002)

★★★★
実業之日本社 / 2002.3
ISBN 4-408-53413-7 【Amazon】
ISBN 4-16-711010-5 【Amazon】(文庫)
子供のお受験のため、別荘で数世帯の親子が合宿していた。そこで殺人がおきるも、みんなでそれを隠蔽する。
魅力的な謎に巧緻な伏線、そして意外な結末。アベレージヒッターらしい質の高い小説だった。
物語の焦点は、なぜ赤の他人が隠蔽工作に協力するのか? にある。殺人を隠し通すにはコストがかかるし、事件が事件だけにリスクも大きい。それに数世帯が滞在しているのだから、モラルを巡って仲間割れがおきるかもしれない。普通だったら犯人に自首を勧めるはずだ。それなのに彼らは積極的に殺人を隠蔽している。
数世帯で合宿するというシチュエーションのため、必然的に乱交が動機だろうと思ってしまう。親たちの乱れた性を明るみに出さないため、一致団結しているみたいに考えてしまう。ところが、さすがテクニシャン東野。そんな陳腐な予想を裏切る意外な動機が用意されていた。
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