2006.12c / Pulp Literature

2006.12.22 (Fri)

村上春樹 安西水丸『村上朝日堂の逆襲』(1986)

村上朝日堂の逆襲(112x160)

★★★
新潮文庫 / 1988.10
ISBN 4-10-100136-7 【Amazon

「週刊朝日」での連載をまとめたエッセイ集。各トピックの分量は5ページで、それぞれに安西水丸の挿絵がついている。

『村上朝日堂』の続編。小説同様の奥行きのある文体で綴られている。相変わらずウィットに富んでいて面白い。

以下は、「批評の味わい方」と題されたトピックから。

悪い批評というのは、馬糞がたっぷりとつまった巨大な小屋に似ている。もし我々が道をあるいているときにそんな小屋を見かけたら、急いで通りすぎてしまうのが最良の対応法である。「どうしてこんなに臭いんだろう」といった疑問を抱いたりするべきではない。馬糞というのは臭いものだし、小屋の窓を開けたりしたらもっと臭くなることは目に見えているのだ。(p.217)

何でこんな文章をすらすらと書けるのかね? 悪い批評に対して「馬糞」という超絶ネガティブなイメージを用意し、それを前提としてメタファーのレベルで貶めてしまう。批評への反応を、「小屋の窓を開ける」でたとえるなんて絶妙だなと思う。

>>Author - 村上春樹

2006.12.26 (Tue)

『完訳グリム童話集 6』(1857)

完訳グリム童話集〈6〉(113x160)

★★★
Kinder- und Hausmarchen / Jacob Grimm, Wilhelm Grimm
野村ひろし 訳 / ちくま文庫 / 2006.4
ISBN 4-480-42146-7 【Amazon

グリム兄弟(ヤーコップ・グリム、ヴィルヘルム・グリム)編集による童話集。「きれいなカトリーネルエとピフ・パフ・ポルトリー」、「狐と馬」、「おどってぼろぼろになった靴」、「六人の家来」、「白い嫁と黒い嫁」、「鉄のハンス」、「三人の黒い王女」、「クノイストと三人の息子」、「ブラーケルの娘」、「うちのやとい人」、「羊と魚」、「ジメリの山」、「旅に出る」、「ろば」、「恩知らずの息子」、「かぶ」、「火に焼かれて若返った男」、「神さまのけものと悪魔のけもの」、「おんどりのはり」、「ものもらいのおばあさん」、「ぶしょう者三人」、「ぶしょうな下男十二人」、「羊飼いの男の子」、「星の銀貨」、「ごまかした銅貨」、「嫁選び」、「投げ捨てたくず」、「親すずめと四羽の子すずめ」、「のらくろ者の国の話」、「ディトルマルシェンのうそ話」、「なぞなぞ話」、「雪白とばら紅」、「かしこい下男」、「ガラスのひつぎ」、「なまけ者のハインツ」、「グライフ鳥」、「たくましいハンス」、「天国の小百姓」、「やせっぽちのリーゼ」、「森の家」、「喜びと悲しみを分かちあう」、「みそざい」の42編。

『完訳グリム童話集 5』の続編。この巻は教訓話が多くて、特に「おんどりのはり」KHM 149、「星の銀貨」KHM 153、「投げ捨てたくず」KHM 156、「親すずめと四羽の子すずめ」KHM 157の4編は、子どもの情操教育に良さそうだと思った。

以下、各物語について。

「きれいなカトリーネルエとピフ・パフ・ポルトリー」KHM 131

ピフ・パフ・ポルトリーがカトリーネルエに結婚を申し込む。

お母さん、お兄さん、お父さんとまるでコピペ芸のように挨拶回りをする。持参金は借金のほうが多く、求婚者の階層も低いのだけど、彼らのやりとりには間の抜けたユーモアがあって微笑ましい。

「狐と馬」KHM 132

年老いた馬が無理な条件を突きつけられて追い出される。その顛末を聞いた狐が馬に力を貸してやる。

腕力よりも知恵が大事という話。そもそもどんなに筋骨隆々でも、素手ではライオンに敵わないだろう。

「おどってぼろぼろになった靴」KHM 133

王さまの12人の娘の謎。一晩経ってからの彼女たちの靴は決まってボロボロになっていた。夜中にいったい何をしているのか? 兵隊が魔法のアイテムを使って真相を探る。

娘たちは封建的家庭から解放されて自由を謳歌していた!

「六人の家来」KHM 134

とある王子が魔女の娘に求婚する。魔女は難題を課して彼の殺害を目論む。

王子は求婚するに当たって6人の家来を集め、彼らの協力を得てミッションをクリアしていく。これは童話というよりは、もはや神話の域にまで達しているような話だった。地上で一番高い山より背が高いとか、溢れ出る眼力を抑えるために目隠しをしているとか(X-Menのサイクロプスかいな)、家来たちのスケールがとんでもなくでかい。紅海の水を飲み干すなんて尋常じゃないと思う。

「白い嫁と黒い嫁」KHM 135

王さまに見初められた白い嫁が、継母の妨害で不幸な目に遭う。

娘は神さまの力によって「白くて奇麗」になったわけだけど、この場合の「白」というのはいったい何を意味しているのか。白=清潔、黒=不潔? それとも、肌が白い=美しい、肌が黒い=醜い? いずれにせよ、こういう色のイメージが人種差別を助長しているわけだ。

「鉄のハンス」KHM 136

沼地に住む鉄のハンスが不思議な力で王子を助ける。

これは「鉄」が「金」になる話かな。金のボール、金の泉、金のりんごとひたすら金のモチーフが続き、ラストで某人物の属性が覆る。そう、彼の正体は金ピカの王さまだったのだ。

「三人の黒い王女」KHM 137

東インドの出来事。

これは異色だけどすごい存在感。不吉な予言を残してカタストロフィが起きている。この王女たちは何者だったのだろう?

「クノイストと三人の息子」KHM 138

3人の息子たちが畑の向こうに出かける。

『不思議の国のアリス』【Amazon】に出てきそうなシュールな話だった。物事の因果関係がずれている。

「ブラーケルの娘」KHM 139

ブラーケルの娘が礼拝堂で祈る。

キリスト教ネタ。子どものマリア像が絡むオチがよく分からなかった。

「うちのやとい人」KHM 140

ワルペへ行く2人。

会話文のみの小品。何か記号学のサンプルみたいだ。2人の生存条件があまりにも似通っているので、一人芝居の可能性も捨てきれない。

「羊と魚」KHM 141

兄と妹が継母の魔法で羊と魚に変えられる。

グリム童話だと継母は完全に悪役だなあ。血は水よりも濃いってことか。

「ジメリの山」KHM 142

貧乏な弟が泥棒の隠れ家を見つけて財宝をゲットする。続いて、その秘密を聞き出した金持ちの兄が、弟と同じことをしようとする。ところが……。

日本の童話にこれと似た話があったような。

「旅に出る」KHM 143

男が特定のフレーズを連呼しながら旅に出る。そのフレーズは道行く人たちと関わることで更新される。

言葉の面白さを活かしたコメディ。こういうのは日本の童話には無さそう。

「ろば」KHM 144

不妊症に悩むお后が、神さまのお目こぼしによって子どもを孕む。しかし、生まれてきたのは人間ではなくて「ろばの子」だった。

ろばの子は障害児のメタファーなんだろうと思って読んでいったら、どうやら見当違いだったみたい。ろばの皮が着脱可能なのに驚いた。

「恩知らずの息子」KHM 145

恩知らずの息子の話。顔にヒキガエルがくっついている。

親は大切にしましょう。

「かぶ」KHM 146

貧乏な男が、大きなかぶを王さまに献上して金持ちになる。

意外な展開というか、普通の勧善懲悪に落ち着かないところが何とも奇妙だった。

「火に焼かれて若返った男」KHM 147

神さまが鍛冶屋ばりの技法を駆使して乞食を若返らせる。

おいおい、猿から人間に進化したのではなく、人間から猿が別れたのか! しかし、これってインテリジェント・デザイン的には微妙だよねえ。偉大な知性は関わっていないのだから。

「神さまのけものと悪魔のけもの」KHM 148

神さまと悪魔がけものを作る。

KHM 147に続く創造秘話。山羊の目は悪魔の目だった!

「おんどりのはり」KHM 149

衆人環視のもとで行われた魔法使いの詐術を、女の子が見破って種をばらす。

これは高校生にも読ませたい、社会生活の真実を突いた話。正直は美徳ではありません、他人に恥をかかせないよう気を配りましょう。なるほど、昔の子どもたちはこういう人生の知恵を聞かされて大人になったのだな。

「ものもらいのおばあさん」KHM 150

ものもらいのおばあさんが火にあたる。

やれやれ、無茶なことを言う語り手だ。メルヘンやファンタジーじゃないんだから涙で火は消せないだろうに。

「ぶしょう者三人」KHM 151

3人の息子を持つ王さまが、「ぶしょう者に後を継がせる」と宣告。息子たちはそれぞれ、自分がいかにぶしょう者であるかをアピールする。

これを読んで思い出したのが、世の中に掃いて捨てるほどいる自称「ひねくれ者」である。「俺って周りからよくひねくれ者って言われるんだよねー」と得意気に話している人たち。性格がひねくれてるかどうかはその場にいる人間が決めることであって、聞いてもないのに自己主張されても困るというのに……。ナルシシズムの発露というか、過剰な自意識というか、とにかくその羞恥心のなさに辟易する。

「ぶしょうな下男十二人」KHM 151a

12人の下男がぶしょう者自慢をする。

自慢の内容が段々とエスカレートしていくのが楽しい。

「羊飼いの男の子」KHM 152

賢いと評判の男の子が、王さまの3つの問いに答える。

何かマイクロソフト社の入社試験みたいな問いだった。数学的でもあり、哲学的でもある。さて、ディスプレイの前のあなたはどう答えるだろうか?

  1. 世界の大海には水は何滴あるか?
  2. 空には星がいくつあるか?
  3. 永遠というのは何秒あるのか?

「星の銀貨」KHM 153

貧しい女の子が、乞われるままパンや着物を施していく。

これは小さい頃に読んだおぼえがある。心の奇麗な女の子にはちゃんと報いがあるのだ。

「ごまかした銅貨」KHM 154

お客さんが滞在している夫婦の家に、顔色の悪い子どもが夜な夜な出入りする。

某テーマでアンソロジーを組むとしたら、絶対にこの小品は入れるだろう。

「嫁選び」KHM 155

羊飼いの嫁さん選び。3人の姉妹から1人を選ぶ。

ちょっとした教訓話。些細なアクションが、人間の性格を量る手段として有効に機能している。

しかし、これがイスラム世界だったら3人とも引き取ったかも。

「投げ捨てたくず」KHM 156

娘は顔は綺麗だったものの、中身はだらしのない怠け者だった。

グリム童話は一貫して「美しさ」を称揚してきたけれど、それは内面が伴ってこその美しさであって、外見が美しいだけじゃ駄目なのだな。今度からグリム童話のことを、「美しい娘作り童話」と呼ぼう。

「親すずめと四羽の子すずめ」KHM 157

想定外の出来事が起きて、親すずめと四羽の子すずめが離ればなれになる。その後再会して、子すずめの逸話を聞く。

子すずめがそれぞれたくましく生きているのが良い。親の心配は杞憂だったわけだ。それと、キリスト教的価値観に基づいた説教も、言葉に親の愛情が滲んでいるせいか、今回は奇麗にはまっている。

「のらくろ者の国の話」KHM 158

のらくろ者の国の話。

我々の世界の常識から大きく逸脱した、へんてこな想像力が発揮されている。

「ディトルマルシェンのうそ話」KHM 159

ディトルマルシェンのうそ話。

一部ではあるが、「クノイストと三人の息子」KHM 138とネタが被っている。口のきけない男が大声をあげるという、何ともシュールな世界観。

「なぞなぞ話」KHM 160

なぞなぞ話。花に変えられた女を巡る謎。

なかなか機知に富んでいる。答えを読んで不覚にも驚いてしまった。

「雪白とばら紅」KHM 161

雪白とばら紅は貧しい姉妹。彼女たちは人語を解する熊と友達になり、さらに恩知らずな小人と関わることになる。

起承転結がきっちりしている丁寧なお話。前半の気のいい熊との憩いも良いし、後半の騒がしい小人とのやりとりも良い。まさに絵本にぴったりの話だった。

「かしこい下男」KHM 162

かしこい下男ハンスの話。

「かしこい」がシニカルな意味で使われている。

「ガラスのひつぎ」KHM 163

貧しい仕立屋が獰猛な鹿に吹き飛ばされる。辿り着いた先で、お姫さまの入ったガラスのひつぎを見つける。

おいしい場面に居合わせてラッキーということかな。魔法使いをやっつけたのは鹿であり、仕立屋はただそれを見物していただけ。

「なまけ者のハインツ」KHM 164

山羊を飼っているなまけ者のハインツが、少しでも楽をしようと、同じく山羊を飼っている娘を嫁にする。

楽天的で羨ましいね……。ちなみに、「かしこい下男」KHM 162と世界が繋がっている。

「グライフ鳥」KHM 165

王さまの三男が試練を潜り抜けて王女と結婚する。前半では病の王女にりんごを持っていき、後半ではグライフ鳥の尻尾から羽根を引っこ抜いてくる。

無垢な心が大事だという話。長男と次男は嘘をついたことで任務に失敗し、欲深な王さまは軽率な行動をとって不幸な目に遭う。オチが意外と知的だった。

「たくましいハンス」KHM 166

たくましいハンスが旅に出る。道中、2人の力持ちをお供に加え、小人に囚われていたお姫さまを助ける。

このラストは確か別の話と同型のような。既視感があるのに思い出せない。

ちょっとしたエピソードから仲間の人間性を見抜いたハンスは、肉体のみならず頭脳もたくましい。

「天国の小百姓」KHM 167

貧乏な小百姓が天国で饗応を受ける。

捻りの効いた小品。天国という装置は、貧乏な大衆に生きる希望を与えるために存在するのだ。

「やせっぽちのリーゼ」KHM 168

働き者のリーゼとその夫の話。

「なまけ者のハインツ」KHM 164と世界が繋がっている。いつの時代もおばさんは強いね。

「森の家」KHM 169

父親に弁当を届けるべく長女が森に入る。道に迷ってとある家に辿り着き、そこで持てなしを受ける……。その後は、次女、三女も森の中へ。

グリム童話は教訓に満ちている。気配りといっても並大抵の気配りじゃ駄目なのだな。人間だけに目がいっているようではまだまだ甘い。

「喜びと悲しみを分かちあう」KHM 170

DV男が妻を虐待して裁判所に連れて行かれる。

わはは、「喜びと悲しみを分かちあう」ってなんつー詭弁だ。これとそっくり同じことを、誰か現代の法廷で言ってみないか?

「みそざい」KHM 171

鳥たちが自分たちの王さまを決めるべく競技をする。

「音に意味があった時代」という騒々しい世界観が良かった。「さあ打て! さあ打て!」と元気に叫ぶ槌、「それ、やるぞ! それ、やるぞ!」と気合いを入れるかんな。そこら中にアニマル浜口がいるみたいで、こりゃ暑苦しそうだなと思った。

>>『完訳グリム童話集 7』へ

>>Author - グリム兄弟

2006.12.29 (Fri)

P・G・ウッドハウス『サンキュー、ジーヴス』(1934)

サンキュー、ジーヴス(110x160)

★★★
Thank You, Jeeves / Pelham Grenville Wodehouse
森村たまき 訳 / 国書刊行会 / 2006.11
ISBN 4-336-04774-X 【Amazon

バーティーの思いつきに耐えかねたジーヴスが辞表を提出、2人の雇用関係が解消される。それから間もなくして、バーティーはチャッフィーのコテージへ。恋愛に絡んだいざこざに巻き込まれる。

『でかした、ジーヴス!』に続くウッドハウス・コレクションの第6弾。今回はジーヴスが辞表を提出するというショッキングな導入部だったので、どんな波瀾が待ち受けているのかとドキドキワクワクしていたら、展開は全然普通だった。確かにジーヴスはバーティーの元を離れてはいるものの、結局はいつもの如く、慇懃な調子でやりとりしたり、トラブル解決に協力したりしている。むしろ今回の肝は、雇用主が変わることによってスパイ状態になり、敵地内部からの手助けが容易になった点にあるだろう。魚を主食として脳内にリンを貯め込んでいるジーヴスは、相も変わらず、聖書の伝説に比せられるほどの頭脳の冴えを見せている。

このシリーズの大きな特徴は、主要人物のほとんどが不労所得で暮らしているところである。彼らの悩みときたら、小遣いがうち切られるとか、遺産の当てがなくなるとか、つまりせいぜいが有閑生活の危機といった程度。その身は一貫して、リアルな日常から切り離されている。それでまあ、こういう生々しさを感じさせない舞台の安定感が、コメディを演じる土壌として有効に機能しているんだと思う。生活の不安のない無垢なる世界で、延々とお馬鹿なことをやり続ける。娯楽小説の王道といった感じの、能天気な雰囲気が好ましい。

>>Author - P・G・ウッドハウス

2006.12.30 (Sat)

千野帽子『文藝ガーリッシュ』(2006)

文藝ガーリッシュ    素敵な本に選ばれたくて。(102x160)

★★★
河出書房新社 / 2006.10
ISBN 4-309-01785-1 【Amazon

少女趣味の本を集めたブックガイド。「文學少女」なるものを仮想読者として設定している。

嶽本野ばらの活躍のおかげか、最近ではヘテロ男性でも少女趣味を標榜できるようになったらしい。「千野帽子」というお洒落なコスチュームを身にまとうことで、オヤジが参入することへの違和感、もっといえば女子のライフスタイルを規定することへの違和感を払拭する。著者のこの手法は、ジェンダーフリーの実践という意味で賞賛に値するかもしれない。

以下、本書で紹介されていた本。

  • 尾崎翠「第七官界彷徨」(『尾崎翠集成 上』【Amazon】所収)
  • 野溝七生子『山梔』【Amazon
  • 森田たま「石狩少女」(『少年小説大系 24』所収)
  • 城夏子「小説家と少女との挿話」(『花摘むをとめ』所収)
  • 倉橋由美子『暗い旅』【Amazon
  • 須賀敦子『遠い朝の本たち』【Amazon
  • 小川洋子『ミーナの行進』【Amazon
  • 森茉莉『甘い蜜の部屋』【Amazon
  • 岡本かの子「女體開顕」(『岡本かの子全集 8』【Amazon】所収)
  • 水村節子『高台にある家』【Amazon
  • 高橋たか子『誘惑者』【Amazon
  • 山尾悠子「月食」(『山尾悠子作品集成』【Amazon】所収)
  • 夢野久作「少女地獄」(『夢野久作全集 8』【Amazon】所収)
  • 室生犀星「蜜のあはれ」(『蜜のあわれ われはうたえどもやぶれかぶれ』【Amazon】所収)
  • 佐々木丸美『雪の断章』【Amazon
  • 綾辻行人『緋色の囁き』【Amazon
  • 武田百合子『富士日記』【Amazon
  • 大迫倫子『娘時代』
  • 白州正子「きもの美」(『白州正子全集 2』所収)
  • 鴨居羊子「のら猫トラトラ」(『のら犬・のら猫』【Amazon】所収)
  • 高群逸枝『娘巡礼記』【Amazon
  • 太宰治『女生徒』【Amazon
  • 久世光彦『謎の母』【Amazon
  • 丸岡明「霧」(鈴木貞美編『モダンガールの誘惑』【Amazon】所収)
  • 原田康子「サビタの記憶」(『男と女――青春・恋愛』【Amazon】所収)
  • 野上彌生子『森』【Amazon
  • 清水博子『ぐずべり』【Amazon
  • 多和田葉子『聖女伝説』【Amazon
  • 角田光代『学校の青空』【Amazon
  • 赤坂真理『ミューズ』【Amazon
  • 津島佑子『燃える風』【Amazon
  • 栗田有起「豆姉妹」(『ハミザベス』【Amazon】所収)
  • 舞城王太郎『阿修羅ガール』【Amazon
  • 若合春侑『無花果日誌』【Amazon
  • 獅子文六「七時間半」(『獅子文六全集 9』【Amazon】所収)
  • 小沼丹『風光る丘』【Amazon
  • 久生十蘭「キャラコさん」(『久生十蘭全集 7』【Amazon】所収)
  • 三島由紀夫「夏子の冒険」(『決定版 三島由紀夫全集 2』【Amazon】)
  • 犬養道子『花々と星々と』【Amazon
  • 武田泰淳『貴族の階段』【Amazon
  • 小泉喜美子『ダイナマイト円舞曲』【Amazon
  • 竜胆寺雄「燃えない蝋燭」(『竜胆寺雄全集 10』【Amazon】所収)
  • 片山廣子「魔女の林檎」(『燈火節』【Amazon】所収)
  • 佐多稲子『素足の娘』【Amazon
  • 福永武彦「鏡の中の少女」(『福永武彦全集 4』【Amazon】所収)
  • 鈴木いづみ『女と女の世の中』【Amazon
  • 福島メグミコ『少女レツナ』【Amazon
  • 藤野千夜『少年と少女のポルカ』【Amazon
  • 嶽本野ばら『エミリー』【Amazon
  • 松浦理英子『セバスチャン』【Amazon
  • 長野まゆみ『雨更紗』【Amazon
  • 笙野頼子『硝子生命論』【Amazon
  • 新井千裕『忘れ蝶のメモリー』【Amazon
  • 川端康成「乙女の港」(『川端康成全集 20』【Amazon】所収)
  • 吉屋信子『屋根裏の二処女』【Amazon
  • 幸田文『草の花』【Amazon
  • 津村節子『茜色の戦記』【Amazon
  • 岩井志麻子『女學校』【Amazon
  • 佐々木邦「少女百面相」(『佐々木邦全集 補巻4』【Amazon】所収)
  • 高樹のぶ子『光抱く友よ』【Amazon
  • 木々高太郎「わが学生時代の罪」(『日本探偵小説全集 7』【Amazon】所収)
  • 田村俊子「悪寒」(『田村俊子作品集 1』【Amazon】所収)
  • 金井美恵子『噂の娘』【Amazon
  • 村田喜代子『鍋の中』【Amazon
  • 矢川澄子「失われた庭」(『矢川澄子作品集成』【Amazon】所収)
  • 水村美苗『本格小説』【Amazon
  • 井亀あおい「無題」(『もと居た場所』【Amazon】所収)
  • 久坂葉子「灰色の記憶」(『幾度目かの最期』【Amazon】所収)
  • 瀧澤美恵子『ネコババのいる町で』【Amazon