フョードル・ドストエフスキー 『カラマーゾフの兄弟』ほか

経歴

* ロシア

1821〜1881。モスクワ生まれ。父は医師。1846年、『貧しき人々』でデビューする。

作品リスト

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『貧しき人びと』(1846)
小役人と小娘の往復書簡。★★★。
『二重人格』(1846)(『分身』)
九等官ゴリャートキン氏の前に、自分と瓜二つの新ゴリャートキン氏が現れる。★★。
『白夜』(1848)
空想癖のある青年が悪漢に絡まれていた女の子を助ける。青年は女の子と親しくなるが……。★★★。
『虐げられた人びと』(1861)
(1) 語り手の幼馴染みである女が公爵の息子と恋に落ちる。(2) 語り手が虐げられた少女と関わる。★★★★。
『死の家の記録』(1861-62)
アレクサンドル・ペトローヴィチによる獄中生活の記録。妻殺しの冤罪で服役しているペトローヴィチは、貴族であるという理由で大勢の貧民から白眼視されている。彼は少数の波長の合う人たちと付き合いつつ、獄中の様子を観察する。★★★。
『地下生活者の手記』(1864)(『地下室の手記』)
20年間地下で生活している元小役人の手記。第1部「地下生活」、第2部「ぼたん雪に寄せて」の2部構成。★★★。
『永遠の夫』(1870)
ヴェリチャーニノフが旧友である「永遠の夫」と再会する。ヴェリチャーニノフには「永遠の夫」の妻を寝取った過去があった。★★★。
『悪霊』(1871-2)
放蕩者のスタヴローギンがロシアに帰還、疑惑の女関係や拳銃による決闘など、様々な悶着を巻き起こす。一方、スタヴローギンの知人ピョートルは、社会主義組織の結束をはかるべく、仲間の1人を密告者に仕立てて殺害しようとする。★★★。
『カラマーゾフの兄弟 1』(1879-80)
田舎地主フョードル・カラマーゾフは道化を演じる好色漢。現在、息子の3兄弟――激情家のミーチャ、無神論者のイワン、敬虔で誰からも好かれるアリョーシャ――が実家に戻ってきている。この巻ではフョードルとミーチャがある女を巡って諍いを起こす。★★★★。
『カラマーゾフの兄弟 2』(1879-80)
カテリーナによると、ミーチャが酒場でスネギリョフ大尉を辱めたという。見舞金として二百ルーブルを託されたアリョーシャが彼の家を訪ねる。失職した大尉は家族を抱えて貧乏生活を余儀なくされており、見舞金は喉から手が出るほど欲しかったが……。大尉と別れたのち、今度はイワンから物語詩「大審問官」を聞かされる。★★★★。
『カラマーゾフの兄弟 3』(1879-80)
ゾシマ長老が往生して遺体から腐臭を放つ。その奇跡を目の当たりにしたアリョーシャが動揺する。カテリーナの金を使い込んだミーチャが金策に奔走する。愛しのグルーシェニカと語り合った彼は、父殺しの容疑で逮捕・起訴される。★★★★。
『カラマーゾフの兄弟 4』(1879-80)
11月初頭。コーリャと知り合ったアリョーシャが、共に病床のイリューシャを見舞う。イワンがスメルジャコフに詰め寄り、事件の真相を聞き出す。裁判でミーチャの運命が決まる。★★★★。
『カラマーゾフの兄弟 5』(1879-80)
裁判が終了し、刑が確定。水面下で脱獄計画が動くなか、アリョーシャは子供たちと墓参りをする。将来について予言した彼は、子供たちから「カラマーゾフ万歳」とシュプレヒコールを受ける。★★★★★。