イスマイル・カダレ 『誰がドルンチナを連れ戻したか』ほか

経歴

* アルバニア

1936〜。アルバニア生まれ。ティラナ大学卒業後、モスクワのゴーリキー世界文学研究所に留学する。60年、国交関係の悪化により追放され、アルバニアに帰国する。

作品リスト

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『草原の神々の黄昏』(1981)
1958年のモスクワ。アルバニアから留学中の語り手が、パーティーで知り合った女性と恋におちる。一騒動あった後、ボリス・パステルナークのノーベル賞受賞に端を発した、当局のネガティブ・キャンペーンを目の当たりにする。★★★。
『砕かれた四月』(1982)
舞台は20世紀初頭のアルバニア。村の若者が復讐の「掟(カヌン)」に従って、対立する一族の男を射殺する。殺人者(ジャクス)として相手の葬式に出席した後、30日間の休戦協定を結ぶことに。今度は狙う側から狙われる側に立場が逆転する。★★★。
『誰がドルンチナを連れ戻したか』(1986)
舞台は中世アルバニア。名家の生まれのドルンチナは遠方に嫁いで以来、家族の葬式のときですら帰ってこなかった。そんな彼女が今は実家に戻っていて、しかもショックで危篤状態なのだと言う。「誰に連れ戻されたのか?」と問われた彼女は、何と3年前に死んだ兄の名前を挙げた。ストレス警備長とその部下が、謎を解くべく捜査する。★★★★。