経歴
* 南アフリカ
1940〜。ケープタウン生まれ。18世紀に入植したアフリカーナ(オランダ系移民)の家系。ケープタウン大学で文学と数学の学位を取得する。英国のコンピュータ会社で働いた後、65年に渡米。テキサス大学で博士号を取得し、ニューヨーク州立大学で教鞭をとる。72年に南アフリカへ帰国。74年に処女作を発表する。2003年、ノーベル文学賞を受賞。
作品リスト
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- 『夷狄を待ちながら』(1980)
- 舞台は帝国の辺境に位置する入植地。そこで20数年間勤務してきた民政官が、夷狄との内通の容疑で投獄される。一方、帝国は夷狄の襲来に備えて遠征隊を組織していた。★★★★。
- 『マイケル・K』(1983)
- 内戦中の南アフリカ。兎唇のマイケル・Kは養護院を卒業後、ケープタウンで庭師として働いていた。ある日、病気の母が退院、マイケルが引き取ることになる。2人は同居生活を始めるも、町で暴動が発生し、住まいが荒らされる。マイケルは母を連れて、彼女の故郷であるプリンス・アルバートへ旅立つ。ブッカー賞。★★★★★。
- 『敵あるいはフォー』(1986)
- 船旅の途中で船員の反乱に遭った女性が、ロビンソン・クルーソーと奴隷のフライデイが住むカリブ海の島に漂流する。そこで彼女は2人と共同生活を送る。★★★。
- 『少年時代』(1997)
- 1950年の南アフリカ。当時のクッツェー家はヴースター郊外の団地に住んでいた。地元の学校に通うジョン少年の生活を、エピソード集のような構成で物語る。★★★。
- 『恥辱』(1999)
- ケープタウンの大学教授がセクハラ騒ぎで辞任をし、娘が運営する農場に寄宿する。その後、事件が起きて蛮地の不条理さを目の当たりにする。ブッカー賞。★★★。
- 『エリザベス・コステロ』(2003)
- 『ユリシーズ』を換骨奪胎した小説で名声を博した、オーストラリアの老作家エリザベス・コステロ。そんな彼女が、世界各地で文学談義、哲学問答を行う。「リアリズム」、「アフリカの人文学」、「悪の問題」など、全6トピック。★★★。