マリオ・バルガス=リョサ『世界終末戦争』ほか / Pulp Literature

経歴

* ペルー

1936〜。アレキパ生まれ。サン・マルコス大学で法律と文学を学ぶ。1957年、短編「ボスたち」で作家デビュー。66年、『緑の家』を発表し、ロムロ・ガリェゴリス賞を受賞する。90年には大統領選挙に出馬、決選投票でアルベルト・フジモリに敗れて落選した。2010年、ノーベル文学賞を受賞。

作品リスト

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『緑の家』(1966)
(1) 治安警備隊がインディオの集落に行って娘を誘拐する。その目的は、野蛮人を教化し、立派な文明人にすることだった。ところが、同じ経緯で修道院に連れてこられたボニファシアが、新入りの娘を逃してしまう。(2) 流れ者のアンセルモが、ピウラの外れに売春宿「緑の家」を建設する。やがて緑の家にボニファシアが辿りつく。(3) アマゾンの奥地。日系人のフシーアが脱獄し、犯罪稼業に手を染める。(4) ゴムの密売で巨万の富を築いたレアテギが、商売敵のフシーアと対立する。(5) 治安警備隊の元隊長リトゥーマが、ボニファシアと結婚する。しかし、自身の投獄を機に離れ離れになる。★★★。
『フリアとシナリオライター』(1977)
作家志望の「僕」はろくに授業を受けず、ペルーのラジオ局でニュース記事を書いていた。そんなある日、ボリビアから人気シナリオライターがやってくる。彼は人間離れした才能の持ち主だった。さらに、ボリビアからバツイチのフリア叔母さんが登場、「僕」は彼女に一目惚れする。★★★。
『世界終末戦争』(1981)
19世紀末のブラジル共和国。流浪の狂信者コンセリェイロが、多数の信者を引き連れて、奥地にあるカヌードスの町を占拠した。彼らは共和国をアンチ・キリストと弾劾し、安息の地で独自の共同体を作っている。様々な勢力の思惑が渦巻くなか、政府は大規模な討伐軍を送り出した。★★★。
『チボの狂宴』(2000)
(1) ドミニカ出身のキャリアウーマンが久しぶりに祖国に帰る。彼女の父はトルヒーリョ政権の元高官だった。父はトルヒーリョの不興を買って失脚し、現在は病の床についている。(2) 31年にも亘ってドミニカに君臨したラファエル・トルヒーリョ。独裁者の彼は側近を恐怖で支配し、産業を私物化していた。(3) トルヒーリョ暗殺計画が進行する。★★★。

フィクション

  • 『小犬たち・ボスたち』(1957,67)【Amazon
  • 『都会と犬ども』(1962)【Amazon
  • 『ラ・カテドラルでの対話』(1969)【Amazon
  • 『パンタレオン大尉と女たち』(1973)【Amazon
  • 『誰がパロミノ・モレーロを殺したか』(1986)【Amazon
  • 『密林の語り部』(1987)【Amazon
  • 『継母礼讃』(1994)【Amazon
  • 『官能の夢』(1997)【Amazon
  • 『楽園への道』(2003)【Amazon

その他

  • 『果てしなき饗宴』(1975)【Amazon
  • 『嘘から出たまこと』(1990)【Amazon
  • 『若い小説家に宛てた手紙』(1997)【Amazon

未訳

  • 『ガルシア=マルケス ある神殺しの歴史』(1971) - 作家論
  • 『ある小説の秘められた来歴』(1971) - エッセイ
  • 『マイタの物語』(1984)
  • 『アンデスのリトゥーマ』(1993)
  • 『水を得た魚』(1993) - 回想録
  • 『悪い女の子のいたずら』(2006)