経歴
* 日本
1949〜。兵庫県芦屋市生まれ。早稲田大学文学部演劇科を卒業後、ジャズ喫茶を経営する。1979年、『風の歌を聴け』で群像新人賞、82年、『羊をめぐる冒険』で野間文芸新人賞、85年、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』で谷崎潤一郎賞を受賞する。
作品リスト
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- 『風の歌を聴け』(1979)
- 大学生の「僕」が海辺の町に帰省している、1970年8月の出来事が中心。友人の「鼠」とバーでビールを飲みつつ、介抱した左手4本指の女の子と仲良くなる。★★★★。
- 『1973年のピンボール』(1980)
- 『風の歌を聴け』の続編。ある日、目が覚めたら「僕」の両脇に双子の女の子が寝ていた。翻訳の仕事をしている「僕」は、彼女たちと奇妙な同棲生活を始める。その後は思い出のピンボール台を探すことに。★★★。
- 『羊をめぐる冒険』(1982)
- 『1973年のピンボール』の続編。「僕」が担当したPR誌の写真は、北海道の風景を収めたものだった。1978年の秋、権力者の男に押しかけられ、そこに写っている羊を探すよう脅迫される。その写真は、「僕」のかつての友人・「鼠」から送られてきたもので、何だか知らないが複雑な事情がありそう。かくして、「僕」は耳の奇麗な女の子と一緒に、羊を探しに北海道へ行く。野間文芸新人賞。★★★★★。
- 『村上朝日堂』(1984)
- 「日刊アルバイトニュース」での連載をまとめたエッセイ集。各トピックの分量は2ページで、それぞれに安西水丸の挿絵がついている。★★★。
- 『村上朝日堂の逆襲』(1986)
- 「週刊朝日」での連載をまとめたエッセイ集。各トピックの分量は5ページで、それぞれに安西水丸の挿絵がついている。★★★。
- 『パン屋再襲撃』(1986)
- 短編集。「パン屋再襲撃」、「象の消滅」、「ファミリー・アフェア」、「双子と沈んだ大陸」、「ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界」、「ねじまき鳥と火曜日の女たち」の6編。★★★。
- 『ねじまき鳥クロニクル』(1994,95)
- 法律事務所を退職した夫と、出版社に勤める妻は借家住まいの2人暮らし。そんな彼らの生活が、猫の失踪を機に激変する。超能力を持つ姉妹と出会ったり、ノモンハンでの凄惨な体験を聞かされたり、義兄である綿谷ノボルの悪徳を知ったり。★★★★。
- 『神の子どもたちはみな踊る』(2000)
- 短編集。「UFOが釧路に降りる」、「アイロンのある風景」、「神の子どもたちはみな踊る」、「タイランド」、「かえるくん、東京を救う」、「蜂蜜パイ」の6編。★★★。
- 『海辺のカフカ』(2002)
- 2つの筋が交互に展開する。(1) 15歳の少年・田村カフカが、家出して四国の図書館に寄宿する。そして、超常的な事件に巻き込まれる。(2) 特殊能力を持つ老人・ナカタさんが、ジョニー・ウォーカーなるキャットキラーと対決する。その後は何かに導かれるように四国へ。フランツ・カフカ賞。★★★。
- 『アフターダーク』(2004)
- 夜明け前の都市部を三人称のカメラが映していく。ファミレスで本を読む女、男に殴られる中国人娼婦、「あちら側」に吸い込まれるモデルなど。★★。
- 『東京奇譚集』(2005)
- 短編集。「偶然の旅人」、「ハナレイ・ベイ」、「どこであれそれが見つかりそうな場所で」、「日々移動する腎臓のかたちをした石」、「品川猿」の5編。★★★★。
- 『「ひとつ、村上さんでやってみるか」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける490の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?』(2006)
- 村上朝日堂に期間限定で公開されたテキストの書籍化。全裸主婦の話題から人生相談まで、読者からの質問に村上春樹が答えている。★★★★。
外部リンク
- 村上朝日堂(期間限定)
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