V・S・ナイポール 『神秘な指圧師』 『魔法の種』ほか / Pulp Literature

経歴

* イギリス

1932〜。旧英領トリニダード生まれ。インド系移民の三世。祖父はヒンズー教徒の農園労働者。父はジャーナリスト。オックスフォード大学卒。BBCの仕事をした後、作家になる。2001年、ノーベル文学賞を受賞。

作品リスト

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『神秘な指圧師』(1957)
トリニダード島に住むインチキ指圧師ガネーシュの立身出世ストーリー。本に囲まれた生活を送り、本を書くことを夢見ていたガネーシュが、神秘家として有名になり、ついには大英帝国下級勲爵士になる。★★★。
『ミゲル・ストリート』(1959)
舞台はトリニダードの下町にあるミゲル・ストリート。ハンフリー・ボガード風の渋い男や、「名前のないモノ」を作り続ける大工、妻子に暴力を振るう嫌われ者など、そこに住む人たちを1人1人ピックアップしていく。全17エピソード。★★★。
『自由の国で』(1971)
5つの中短編を1つの作品としたコレクティヴ・ノベル。「ピレウスの老ヒッピー」、「大勢の中で一人は」、「教えてくれ、誰を殺るのか」、「自由の国で」、「ルクソールの中国雑技団」の5編。ブッカー賞。★★★。
『暗い河』(1979)
アフリカ東海岸。ムスリムの商家に生まれた青年サリムは、自分の将来に不安を抱いていた。その彼が運命を切り開くべく、内陸部へ移住して小さな商店を開く。やがて地元では黒人の反乱が勃発。軍隊によって鎮圧された後、サリムは旧友繋がりで政府開発区に出入りするようになる。★★★★。
『ある放浪者の半生』(2001)
インド。「聖人」の父と後進民の母を持つ青年ウィリーが、奨学生としてロンドンへ留学する。在学中に短編集を出版し、それを読んだ女の子とお近づきになる。★★★。
『魔法の種』(2004)
アフリカを離れ、ベルリンの妹の家に寄宿していたウィリーが、妹に感化されて政治闘争の道へ。下級カーストを解放するゲリラ部隊に加わるべく、単身インドへ渡る。★★★。
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