ノーベル文学賞 受賞者リスト 2001〜2007年 / Pulp Literature

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Winner's List

2007年 ドリス・レッシング(イギリス)

1919〜。ペルシャ(イラン)生まれ。イギリス人銀行家の家庭。5歳のとき、南ローデシアに入植する。2度の結婚・離婚を経て、49年、イギリスに渡る。翌年、『草は歌っている』で作家デビュー。

『夕映えの道』(1983)
夫を亡くした初老のキャリアウーマンが、ひょんなことから貧しい老婆の部屋に出入りするようになる。はじめは心を閉ざしていた老婆だったが、何度も通ううちに信頼が芽生えてくる。★★★。
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2006年 オルハン・パムク(トルコ)

The Nobel Prize in Literature 2006

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2005年 ハロルド・ピンター(イギリス)

1930〜。ロンドン生まれ。劇作家。ユダヤ系の家庭。高校を卒業後、演劇学校で俳優の勉強をする。1948年、兵役を拒否し、裁判にかけられ有罪になる(罰金刑)。50年に俳優デビュー、57年に最初の戯曲「部屋」を発表する。

『ハロルド・ピンター全集 1』
3冊セットの全集の1冊目。収録作は、「部屋」、「バースデイ・パーティ」、「料理昇降機」、「かすかな痛み」、「管理人」、「自分のために書くこと」、「劇場のために書くこと」の7編。★★★。
『ハロルド・ピンター全集 2』
3冊セットの全集の2冊目。収録作は、「夜遊び」、「工場でのもめごと」、「ブラック・アンド・ホワイト」、「ブラック・アンド・ホワイト(短編)」、「バス停留所」、「最後の一枚」、「特別提供」、「そこがいけない」、「それだけのこと」、「応募者」、「インタヴュー」、「三人の対話」、「ナイト・スクール」、「こびとたち」、「コレクション」、「恋人」、「帰郷」の17編。★★★。
『ハロルド・ピンター全集 3』
3冊セットの全集の3冊目。収録作は、「ティー・パーティー」、「ティー・パーティー(短編)」、「ベースメント」、「クルス」、「試験」、「風景」、「沈黙」、「夜」、「ハンブルグにおけるスピーチ」、「昔の日々」、「独白」、「誰もいない国」の12編。★★★。

2004年 エルフリーデ・イェリネク(オーストリア)

1946〜。シュタイアーマルク生まれ。4歳のときから語学、音楽などの習い事を始める。ウィーン大学で演劇と美術史を学ぶも中退。過激な性描写と挑発的な作風から、「オーストリアで最も憎まれている女性作家」とも言われている。

『ピアニスト』(1983)
母親に抑圧され続けてきた中年の女性ピアノ教師が、教え子である年下男性に迫られて恋愛関係になる。ところが、ピアノ教師にはとんでもない性癖があった。★★★。
『トーテンアウベルク』(1991)
戯曲。老年の男や中年の女、スポーツ選手や死んだ登山者など、複数人のモノローグが繰り返される。明確な筋らしい筋のない前衛的な作品。★。
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2003年 J・M・クッツェー(南アフリカ)

1940〜。ケープタウン生まれ。18世紀に入植したアフリカーナ(オランダ系移民)の家系。ケープタウン大学で文学と数学の学位を取得する。英国のコンピュータ会社で働いた後、65年に渡米。テキサス大学で博士号を取得し、ニューヨーク州立大学で教鞭をとる。72年に南アフリカへ帰国。74年に処女作を発表する。

『夷狄を待ちながら』(1980)
舞台は帝国の辺境に位置する入植地。そこで20数年間勤務してきた民政官が、夷狄との内通の容疑で投獄される。一方、帝国は夷狄の襲来に備えて遠征隊を組織していた。★★★★。
『マイケル・K』(1983)
内戦中の南アフリカ。兎唇のマイケル・Kは養護院を卒業後、ケープタウンで庭師として働いていた。ある日、病気の母が退院、マイケルが引き取ることになる。2人は同居生活を始めるも、町で暴動が発生し、住まいが荒らされる。マイケルは母を連れて、彼女の故郷であるプリンス・アルバートへ旅立つ。ブッカー賞。★★★★★。
『敵あるいはフォー』(1986)
船旅の途中で船員の反乱に遭った女性が、ロビンソン・クルーソーと奴隷のフライデイが住むカリブ海の島に漂流する。そこで彼女は2人と共同生活を送る。★★★。
『少年時代』(1997)
1950年の南アフリカ。当時のクッツェー家はヴースター郊外の団地に住んでいた。地元の学校に通うジョン少年の生活を、エピソード集のような構成で物語る。★★★。
『恥辱』(1999)
ケープタウンの大学教授がセクハラ騒ぎで辞任をし、娘が運営する農場に寄宿する。その後、事件が起きて蛮地の不条理さを目の当たりにする。ブッカー賞。★★★。
『エリザベス・コステロ』(2003)
『ユリシーズ』を換骨奪胎した小説で名声を博した、オーストラリアの老作家エリザベス・コステロ。そんな彼女が、世界各地で文学談義、哲学問答を行う。「リアリズム」、「アフリカの人文学」、「悪の問題」など、全6トピック。★★★。
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2002年 ケルテース・イムレ(ハンガリー)

1929〜。ブタペスト生まれ。少年時代にドイツの強制収容所に送られた。ケルテースが姓でイムレが名。

『運命ではなく』(1975)
大戦中にドイツの強制収容所に送られた著者の自伝的小説。戦時下のブタペスト。14歳の語り手が、同年代の少年たちと共にアウシュヴィッツに収容される。数日後、語り手は別の労働収容所へ移送され、そこで過酷な生活を送る。★★★。

2001年 V・S・ナイポール(イギリス)

1932〜。旧英領トリニダード生まれ。インド系移民の三世。祖父はヒンズー教徒の農園労働者。父はジャーナリスト。オックスフォード大学卒。BBCの仕事をした後、作家になる。

『神秘な指圧師』(1957)
トリニダード島に住むインチキ指圧師・ガネーシュの立身出世ストーリー。本に囲まれた生活を送り、本を書くことを夢見ていたガネーシュが、神秘家として有名になり、ついには大英帝国下級勲爵士になる。★★★。
『ミゲル・ストリート』(1959)
舞台はトリニダードの下町にあるミゲル・ストリート。ハンフリー・ボガード風の渋い男や、「名前のないモノ」を作り続ける大工、妻子に暴力を振るう嫌われ者など、そこに住む人たちを一人一人ピックアップしていく。全17エピソード。★★★。
『自由の国で』(1971)
5つの中短編を1つの作品としたコレクティヴ・ノベル。「ピレウスの老ヒッピー」、「大勢の中で一人は」、「教えてくれ、誰を殺るのか」、「自由の国で」、「ルクソールの中国雑技団」の5編。ブッカー賞。★★★。
『暗い河』(1979)
アフリカ東海岸。ムスリムの商家に生まれた青年サリムは、自分の将来に不安を抱いていた。その彼が運命を切り開くべく、内陸部へ移住して小さな商店を開く。やがて地元では黒人の反乱が勃発。軍隊によって鎮圧された後、サリムは旧友繋がりで政府開発区に出入りするようになる。★★★★。
『ある放浪者の半生』(2001)
インド。「聖人」の父と後進民の母を持つ青年ウィリーが、奨学生としてロンドンへ留学する。在学中に短編集を出版し、それを読んだ女の子とお近づきになる。★★★。
『魔法の種』(2004)
アフリカを離れ、ベルリンの妹の家に寄宿していたウィリーが、妹に感化されて政治闘争の道へ。下級カーストを解放するゲリラ部隊に加わるべく、単身インドへ渡る。★★★。
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